3月に入り、新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、小中高、幼稚園が休校・休園するという発言が政府から発表されました。あまりに急なことだったので、仕事の折り合いがつかない方が多かったのではないでしょうか。そして、4月に入り休校・休園はさらに延長…。
今回は、在宅が中心である弊社の社員にオンライン座談会と称して、休校・休園中の弊社社員から状況をヒヤリングしてみました。
社員のライフスタイルは、今回の休校・休園でどんな風に変化したのか?やはり在宅だと影響がなかったのか? 社員からの意見をみなさんにシェアしたいと思います。
(参加者:幼稚園生と小学生のお子さんを持つ社員7名)
目次
Q.休校になって大変だったのは、どんなことですか?
・学童で過ごすため、お弁当を作らないといけなくなった。
・子どもの勉強を見るのが大変。
・子どもは学童を利用してもらっているが、子どもが「行きたくない」と、急に学童を休んだりすることもある。
・お友達が家に来て遊び、その後自宅へ送らないといけなかった。
・子どもがいると中断してしまう。様子が気になり集中できない。
・子どもが元々ゲーム好きなので、家でゲームをする時間が増えた。
・子どもがやることがなく、暇そう。
・子どもが一生懸命遊んでいる姿を見るとホッとするけれど、ずっと一人で遊ばせていると、罪悪感を感じる。
Q.休校になり、働き方に影響はありましたか?
・宿題(3月にできなかった分)を指導する時間を取るため、仕事時間を削らないといけなかった。 ・子供の勉強が滞らないよう、毎日何をやるのか表にして割り振りして、仕事時間を削って毎日少しずつ子供の勉強を見る時間にあてていた。
・正直、仕事のやりくりをどうすればいいのかわからなかった。
Q.今回、在宅勤務で助かったことはどんな点ですか?
・家でお母さんが働いている認識が子どもにも芽生えてきた。
・外出しないで済むため安心。とにかくありがたい。
・在宅勤務に慣れているので、今回緊急で在宅勤務になった方より特に変化なく仕事ができていると思う。
・子どもが家にいて好きなことができているようだし、親が側にいるかいないかが大きいと思うので、子どもも安心していると思う。
・子どもが休みでも仕事はできる。(しかし、仕事の中断は免れない。)
社員の方達と話していて、特に小学校の学年が上がれば上がるほど大変だな…という印象を受けました。自分の仕事の段取りを整えて、子どもの勉強も見てあげるというのは、在宅勤務といっても、限られた時間で仕事をしている身としてはなかなか厳しい。
4月に入って緊急事態宣言が発令し、さらに休校・休園期間が延長されました。そのことで、勉強の面倒も見なくては、と考えて通信教育のゼミを申し込んだ、という話も聞きました。 オンライン学習も取り入れている学校もあると聞きましたが、この状態が続くのなら、親も子どもの学習面をサポートする必要・負担はますます出てくると思います。 ずっと子どもがそばにいる状況では、仕事と育児の境界線が曖昧になりやすいのかもしれませんね…。
ライター・O山の場合
元々子どもが春休みに入ったら、地元に帰省しようと考えていたので、すでに飛行機のチケットを取得済みでした。3月中は、地元で母に協力してもらいながら仕事をすることに。 地元にいながら、ライティングやインタビュー、そしてミーティングと、普段と変わらない仕事のスタイルで働くことができて、改めて在宅勤務のありがたさを実感しました。また、1〜2時間中断して、子どもと公園で遊ぶことができたのも良かったです。休日じゃないのに、子どもと遊ぶ時間を作れるのは在宅勤務だからこそ。 ただ、地元に帰宅してからは、上記で社員が言っていたように、 子どもをすぐ側で見ることができて、安心というメリットを感じながらも、
・ご飯の準備
・日々の家事
・子どもと遊ぶ(学ぶ)時間を作る
といった、母や幼稚園でサポートしてもらっていた分を自分で補う必要があり、何とか時間のやりくりに取り組んでみたものの、やはり仕事時間と子どもとの時間のどちらも中途半端になっている、と感じています。
実際、休校になってからキッズラインの利用をしたという社員もいました。
短時間でのシッター依頼だったが、子どもが自分のすぐ側で遊んでいるという安心感もあるし、仕事に集中することができた、ということです。
自分以外の第三者のサポートは偉大ですね…!
キッズラインに関しての記事もこちら↓
休校・休園中に子どもが楽しく遊ぶ工夫
オンラインで社員から状況をヒヤリングした時に、 いつも通りに仕事をしないといけないのに、集中できないので、普段通りの仕事の仕方は諦めたけれど、テレビを見せたくないし、ワークブックを与えている、と話した社員がいました。けれども、子どもたちがあっという間に問いてしまうので、プログラミングの思考回路を養うためのワークブックを購入して、解かせるようにしたとのこと。このワークブックはなかなか時間がかかるのでオススメとのことでした!
論理的思考力を育てる プログラミングれんしゅうちょう (学研の頭脳開発)
O山は、恐竜が大好きな息子のため、D V Dや絵本や図鑑などを用意しました。
息子は恐竜が好きなので、これらに向かっている時は、比較的仕事に集中が可能。恐竜グッズにサポートしてもらっています(笑)。
O山が息子とよくやるのが、「絵本のシーン再現ごっこ」です。(絵本は、『おばけのアッチ こどもプールのまき』)
布団を引いて、寝転がって、子どもを膝の上に載せてポーンと飛ばす…それだけです(笑)。
完全に仕事を中断しないとできない遊びですが、子どもは想像力が果てしないので、まるで絵本のシーンをそのまま体験しているかのように喜んでくれます。大人も気分転換&体を使うのでオススメです!(そのまま布団にゴロンと休憩もできて、一石二鳥!)
休校・休園がいつまで続くかわからないけれど…
緊急事態宣言が発令されて、変化する日々。落ち着かない状況ですが、なるべく子どもには親として、安心感を与えたいですよね。 今回の休校・休園で在宅勤務にかなり助けられていますが、働く時間は子どもが寝ている時間などを利用しないと、集中して仕事をする時間を確保するのはとても難しいとも思いました。
社員も24時間の中で自由に自分の働く時間を選ぶことができるのが理想ですね。どんな状況でも、メリハリを付けて仕事と育児に向かうことが、自分自身を大切にすることにも繋がるのではないでしょうか。
まだまだ試行錯誤中の日々ですが、在宅勤務の良さをフル活用して、今の状況で子どもと自分が居心地良く過ごせるように、工夫しようと思います。 そして、自粛の緊張感を保ちつつ、このピンチをチャンスに変化させたいですね!