2005年に創業した株式会社ヘッドウォータースは、一貫性を持ったAI ソリューション事業を展開しています。リモートワークやフレックス制などを取り入れているほか、委員会活動やイベントなど社内コミュニケーションも充実しているそう。
現在、同社のカスタマーサクセス部門で働くママ社員の森さん。以前の職場には時短制度がなかったため、時短で働くために転職を決意。しかし、時短希望の転職活動は大変だったと言います。そんな中、ヘッドウォータースと出会い、他の会社とは違った面接を通して入社を決めたそう。転職の決め手や現在の働き方をお聞きしました!
目次
株式会社ヘッドウォータースとは
ー御社の事業内容を教えてください
弊社では主にスマートシティ、スマートストア、スマートビルディング、スマートファクトリの推進を支援する AIソリューション開発や 、顧客へDX 支援サービス提供することにより、AI の社会実装に貢献しています。
ー働きやすい環境への取り組みを積極的に行っているんですよね
はい。弊社では、以下のような取り組みを実践しています。
リモートワークを導入していますが、社員はリモートワークとオフィスワークを自由に選択することが可能です。自身にとって一番効率の良い勤務方法を選択して働くことができるので社員からは好評です。
より良い環境作りにゴールはないと思っていますので、私も改善の提案や協力を意識していきたいと思っています。
ー子育て中の社員にとって、会社がどのような場になればいいと考えていますか
子育て中のメンバーにとっては、会社が家庭との両立支援に積極的に取り組み、安心して働ける環境を整備することが大切です。この環境づくりや改善を、すべて会社任せにするのではなく時には社員が主体となり、より良い制度づくりができると良いと思います。
森さんのキャリアについて
職業:カスタマーサクセス担当
お子さんの年齢:2歳
居住地:東京都
勤務形態:フルリモート 勤務年数:2年目
ー御社で働くきっかけはなんだったのでしょうか
前職では派遣型SESとして配属された企業で8年ほど働いていました。その後、出産のために育休を頂き、子どもの保育園入園が決まったタイミングで復職を決めたのですが、なかなか派遣先が決まらず自宅待機が続きました。そんな状況のなか、3ヶ月以上勤務実績がないと保育園を退園しなくてはならないこと、また派遣先が見つかる保障もなかったので、転職活動を始めたんです。その時に出会ったのがヘッドウォータースでした。
ー担当されている業務を教えてください
弊社サービスを利用して、顧客企業様が抱える問題を解決するための提案やサポートサービスを行っています。前職と違う職種ではありますが、SESでもサポートよりの仕事をしていたので似通った部分は多いです。
カスタマーサクセスは実際にお客様と接点が持てる部署なので、喜んでいただける声が生で聞けることが、とてもやりがいになっています。
条件ではなく私自身を見てくれた会社がヘッドウォータースだった
ー時短での転職活動は大変だったようですね
3ヶ月ほどの転職活動でしたが、時短で働ける所というのが探す上で大きな軸でした。ですが、時短という条件があるだけで面接すら受けさせてもらえない会社がとても多かったんです。エージェントからも時短条件での転職は難しいと言われてしまい、この頃が一番大変な時期でした。
ーそうだったんですね…その中で、ヘッドウォータースに決めた理由はなんだったのでしょうか
私が利用していた人材紹介会社は、働くママを応援してくれる会社だったので、その紹介先には子育てに理解のある企業が集まっていました。その中の1社がヘッドウォータースでした。当時、時短条件の募集は行っていなかったのですが、エージェントの方から話していただき、時短条件を承知のうえで面接してくれることになりました。
面接はオンラインでしたが、ヘッドウォータースの担当の方は私の条件というより、私自身の経歴ややる気を見ながら話をしてくれたので嬉しかったですね。その時の印象がここで働く大きな決め手となりました。
時短でもフレックス制度が開始 さらに柔軟な働き方に
ー転職してから働き方に変化はありましたか
入社時から今まで、9時から16時の時短勤務で働けています。ほぼ出社はなく、リモートワークがメインです。入社当時、時短勤務だとフレックス制度は利用できなかったのですが、子どもの体調不良や保育園の行事などに参加するときにフレックスがあると便利だなと思って、人事部に相談したところ、すぐに時短勤務でもフレックスを利用できるように制度を変更してくれました。お陰で柔軟にスケジュール調整ができますし、有給利用を最小限に抑えることができるので有難いです。
ー現在の働き方のメリットや課題はありますか
リモートワークは通勤がありませんし、子どものお迎えもすぐに行くことができます。また、仕事場を選ばず、実家へ長期で帰省することも可能です。夫の勤務先は出社スタイルがメインなので、私の仕事が忙しい時は、帰省して両親に助けてもらうこともできます。
課題としては、時短勤務なため16時以降の会議参加や即時対応が難しい点でしょうか。
こうした課題には、会議録画の確認や、チームメンバーへのサポート依頼で対応するようにしています。
また、入社からリモートワークだったので、Teamsを使ったチャットだけでは同僚の人となりを知りにくいことや、困ったことがあっても誰に聞いたらわからないことがありました。
委員会活動や人気の社内イベントも!
ー御社では委員会があり、さまざまなイベントも行われているんですよね
そうですね。マストではないですが、入社したメンバーはどこかの委員会に所属するようになっています。委員会での活動は違う部署の人と交流したり、課題解決への取り組みから成長機会を得ることができるのが大きなメリットですね。私は社内イベントを企画する委員会に所属しています。
《委員会制度》
社内的に掲げている「全体経営」の体現、経営者意識の浸透を図り、社員が自発的に良い会社づくりに関わることを目的とする制度。
以下を主な目的として取り組んでいます。
・所属事業部以外のメンバーとのコミュニケーションの活性化
・成長機会の醸成や、リーダーを任せられる人材が増える
・重要だが緊急ではない課題解決が可能
ー社内イベント楽しそうですね!人気だったイベントは何かありましたか
基本的に今はオンラインで行っていますが、社内メンバーで行った「しくじり先生」イベントは好評でした。テレビの企画であった「しくじり先生」の企画のように、自分の失敗談を社歴が長いメンバーの方に語ってもらうという内容です。毎回参加者も多く人気イベントなので、今後はリアルで開催し、さらに盛り上げていけると良いですね。
社内の「空気のような制度」に助けられている
ー子育てに理解がある職場環境だなと感じますか
今の部署では5人のチームで働いていますが、ママ社員は私だけです。ですが、子育て中の男性社員も含めて、みなさん気を遣ってくれているのを感じます。16時になると、「会議抜けて良いですよ」とチームメンバーから声をかけてもらうことも多いので有難いです。
弊社では、男性社員も育休を3ヶ月から6ヶ月の長期で取得する人が多く、私のチームにも育休中の男性社員がいます。産休・育休に限らず、長期で休まなければいけない状況の人がいても、周りのメンバーが「いない間どうやってサポートしようか」という思考になる人が多いんです。“制度”ではないですが、こういった「空気みたいな制度」に助けられています。
ー最後に、今後の目標を教えてください
カスタマーサクセス担当として、色々な分野にアンテナを広げ、お客様対応の質の向上を図りたいと思っています。お客様との信頼関係を深めるとともに、より有益な提案ができるよう、自身のスキルや知識を高めていきたいです。
また、産業カウンセラーの資格を持っているので、メンタルヘルスの分野で会社に少しでも貢献できればと考えています。
編集後記
子育てと仕事を両立するママやパパにとって働きやすい制度はもちろんとても大切なのですが、森さんがお話ししていた、「制度」ではなく「空気のような制度」もとても大事な要素のひとつです。ヘッドウォータースでの良い仕事環境が伝わってくるエピソードでした!
①フレキシブルな勤務制度の導入
メンバーが自身のライフスタイルに合わせて働けるようリモートワークやフレックスタイム(コアタイム11時〜15時)など、柔軟な勤務制度を導入しました。リモート比率は90%を超えています。
②働き方改革の推進
残業時間の削減や休暇取得の推奨など、働き方改革を推進することでメンバーがストレスなく働ける環境作りを行なっています。
③コミュニケーションの活性化
当社は、創業時から手を挙げれば任せてもらえる社風が大切にされてきましたが、さらに近年は上長と部下の1on1でのミーティングを重要視し、意見交換を積極的に行うことでより風通しの良い環境作りを心がけています。