在宅ワーク・フリーランス・起業といった、”自分らしい働き方”を選択した働くママへの「在宅ママインタビュー」。
今回は、地域SNSアプリ人気No.1「ピアッザ」を運営するPIAZZA株式会社の創業メンバーであり、取締役を務めていらっしゃる吉澤 晶子さんにインタビュー。
専業主婦を経て、30代後半よりキャリアのリスタートをされている吉澤さん。お仕事との両立について、女性のキャリアについて、お仕事で実現したいことなど、気になることを全部聞いてみました‼️
目次
吉澤さんのプロフィールと1日のスケジュール
プロフィール
お名前: 吉澤 晶子
ご職業: PIAZZA株式会社 取締役
お子さんの年齢:9歳(小学4年生)
居住地:東京都中央区
ご経歴:一般企業にて秘書、新規事業開発 → 専業主婦 → 子育ての傍ら食育活動を展開→ PIAZZA株式会社に創業時メンバーとして参画
1日のタイムスケジュール
6:00:起床、仕事
7:00:子ども起床、準備
7:30:子どもと朝食
8:00:子ども登校
8:30:仕事(オンライン7割と出社3割ぐらい)
12:30〜13:00:昼休憩
13:00〜19:00 :仕事
19:00:子ども、塾から帰宅 夕食準備
19:30:夕飯
20:00〜21:00:宿題
21:00:お風呂
22:00:子ども就寝、その後家事や自由時間
23:30:就寝
ご家庭と仕事の両立について
ー吉澤さんは普段どちらでお仕事をされていらっしゃるのですか?
吉澤さん:現在は、7割が在宅勤務です。顧客対応のための外出が多かったのですが、コロナのことがありオンライン打合せも増えたので在宅の割合が増えました。会社自体はコロナ以前から基本リモートワークの会社です。週一で社内ミーティングがあり、そこには皆集まります。
ー2年前より取締役を務めていらっしゃいますが、日々、どのような事をされているのでしょうか?
吉澤さん:会社はチーム制になっています。ピアッザのエリア開発を行うチーム、コミュニティが安心安全で活発なものになるよう働きかけるチーム、そしてリアルな交流拠点としてコミュニティ施設を運営するチーム、私はその3チームの皆さんと一緒に業務を行なっています。具体的に言うと、行政訪問をしたり、オンライン企画を考えたり。「人々が支え合える街を創る」をミッションに取り組んでいます。
ーフルタイムで勤務されていますが、お仕事とご家庭のバランスはいかがですか?
吉澤さん:私の場合は今は、かなり仕事の比重が大きいですね。
これまでずっとそうだったワケではなく、役員になったここ3-4年くらいでしょうか。息子が小学生になって子育てが少し落ち着いたこともあり働き方を見直しました。
最初は、週に数時間とか普通のパートの方より勤務時間は短かったです。
ーそうなんですね。子どもが小学生になると、少し働きやすくなりますか?
吉澤さん:そうですね。なります。私の場合、会社の成長期と子どもの手が離れるタイミングが幸い合っていたんです。
創業当初は、子どもがまだ3歳で幼稚園に通っていたので、一度仕事を中断し、幼稚園に迎えにいって子連れで営業にいったりすることもしていましたね。代表の矢野がとても柔軟な考えなので、子連れ勤務等の概念もなく、働きやすいようにはどうしたらいいかと話し合いながら進めてきました。
ーフルタイムでの勤務となると、サービスの利用など何かしらの協力が必要になると思うのですが、いかがでしょうか?
吉澤さん:今は、必要がなくなりましたが、以前の子どもが小さい時は、区のサービスから民間のベビーシッターサービスまで全て利用していましたね。アプリ「ピアッザ」での交流を通して知り合ったご近所さんにお願いしたり、預かったりしていました。「助けてもらっているから助けます!」という具合です。近いのでお互い頼りやすいです。
子どもは、放課後バスでの送迎のある、半分学童のような塾に通っていますね。小学1年生の時から同じところに通っていてすっかり慣れています。
ー日頃、気分転換はどうされていますか?
吉澤さん:コロナ太りをきっかけに、パーソナルジムに週二回のお仕事帰りや週末に通うようになりました。もともと運動は好きではないので強制的に!ジムの間は他のこと考えられないので、リフレッシュになっています。
その他、最近、職場仲間とトレイルランニングをしています!
大衆居酒屋探訪(@taishu_sakaba_yoshizawaakiko)も癒しの一つ。
ータイムスケジュールを拝見して、お子さんの宿題の時間にしっかり付き合っていらっしゃるのだなと驚きました。
吉澤さん:見ているだけですけどね(笑)
ほっとくとしないので、年明けから20時~21時は宿題の時間と決めました。私は仕事、息子は宿題をしています。
あとは、朝が家族のコミュニケーションの時間になっていますね。
ー息子さんは、ママの働く姿をみてどう感じているのでしょう?
吉澤さん:わけもわからず「ピアッザで働こうかな。」とか上から目線なことを言っています(笑)。私が大変そうな時に、心配して「無理しないでね」と声をかけてくれることも。
子どもは、本当によく見ていますよね。
専業主婦を経て、30代後半からキャリアのリスタートした吉澤さん
ー吉澤さんは専業主婦を経験されていますが、ママがキャリアを再び重ねていくということについて何か感じていらっしゃることはありますか?
吉澤さん:その時その時で等身大の働き方があると思うので、キャリアに繋がるうんぬんとかではなく、目の前にあるやりたい事やできる事に最善をつくすというのが大切だと思います。
そして、その先は人それぞれ。がむしゃらにやりたいタイミングもくるかもしれないし。ご自身のペースでこつこつ働き続けていくのが良いかもしれないし。
専業主婦時代、私は社会から取り残されたような肩身のせまい思いを感じていました。その時の自分が今の自分を見たら、とってもウザイ存在だと思うんですよね(笑)
私の今の働き方ってロールモデルのように扱われることが多いんですけど、働き方の選択肢の一つであって皆がみんな、杓子定規に目指すものではないと思っています。
ー社会経験を経てママになる方が多い今、吉澤さんと同様に専業主婦であることに居心地悪く感じていらっしゃるママも多いように感じます。
吉澤さん:そうなんですよね。ピアッザでも深夜になるとそういった悩みを投稿される方が多いんです。独り言のように「けっこう辛いんですけど、みんなどうしているのですか?」とか。そして、朝になると削除されていたり。お話してみると、社会との繋がりが無くなったことを辛いとおっしゃっいます。子どもを産む以前と急に役割が変わって、求めてくるのが子どもだけ…という状況に戸惑っているんですよね。仕事と違って育児は自分でコントロールすることが難しいですしね。
私ももがいていました。もう一生社会に復帰できないんじゃないかとか。
でも、そんな風にもがいた事が、働き始めたころも今も働く原動力になっていると思います。
吉澤さんが”働く理由”と”実現したいこと”
ー今後も今の働き方を続けていきたいですか?
吉澤さん:今の働き方を続けていきたいと思っています。
子どもとがっつり向き合うフェーズは終わって、今は、子どもが走っている後ろを応援して走っているようなように感じています。
子どもが大きくなっていって子どもがこれから何かにチャレンジしたいとなった時に、それを応援できる叶えてあげる経済力を持っていたいっていうのがあるんですよね。そのためにも、仕事を突き詰めて頑張っていきたいと思っています。
ー子どもを応援。素敵ですね!
今後、実現したいことは何かありますか?(お仕事でもプライベートのことでも)
吉澤さん:社内で施設運営をしているママ達や全国展開しているアプリ「ピアッザ」のコミュニティーデザイナー(各地域にいる安心して利用できるように見守っている管理人のようなスタッフ)は、育児の合間に働いているママ達です。皆さん、地域のために何かしたい!という思いを持って取り組んでくださっています。このようなお仕事もピアッザだから提供できたと思うんですよね。
ピアッザを通じて、働きたいけど働けないママ達に対しての機会の提供をし続けたいというのは、今までもこれからもしていきたいと思っていることです。
コミュニティーデザイナーはリモート勤務で、施設運営スタッフは子連れ勤務OKなんです。幼稚園に入る前の子どもを持つママ達が授乳しながら働いていたり。育児か仕事か選択しなくてもよい環境作りをしたいなというのが根底にあって。自分もそうできる環境があり救われましたから。
ー実際子どもと離れられない・離れたくない時期ってありますもんね。
吉澤さん:そうなんですよ。普通は、その時期に預けられるか預けられないかで、仕事ができるかできないかが決まってしまうじゃないですか。
できれば一緒にいたいのに、仕事をするために無理やり離れるっていう。そうしなくても、子どもと一緒にいてもできる仕事をどんどん作り出したいですよね!
PIAZZA株式会社様インフォメーション
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子ども・親子を中心に様々な年代の地域住民を巻き込み「地域コミュニティ」の創出に取組む、子育て支援施設です。
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編集後記
飾らず自然体で、ありのままをお話ししてくれる吉澤さん。ピッチコンテストで出会ったPIAZZA株式会社の現代表矢野様も終了後、沢山の方に囲まれる吉澤さんを見て、「この人だ!」と思い声をかけられたそう。
日々、PIAZZAを通じて出会うママの1人1人の悩みに耳を傾けていらっしゃることがインタビュー中も伝わってきました。真摯になって聞いてくださる姿勢、一緒に悩んで下さる優しい雰囲気が人を惹きつけていらっしゃるのだと感じました。
そして、ご自身が感じた専業主婦時代の思いがあるからこそ、「育児か仕事か選択しなくてもよい環境作りをしたい!」と奮闘されています。子育て中の私も、この思いに深く共感します。こんな風に考えてくれる企業があるのなら、「できることから。」小さい子どもを育てるママ達が一歩を踏み出しやすいですよね。