前回に引き続き、「はたかな」の魅力に迫ります!(前回の記事はこちら)
今回のはたママの企業インタビューは、株式会社サーバーフリーさんではたかなを運営する御筆さんに、はたかなの魅力や御筆さんご自身のキャリア、育児との両立の秘訣など質問させていただきました。
名前:御筆智子(みふでともこ)
職業:主婦・ママ向けパート派遣「はたかな」アシスタントプロデューサー
お子さんの年齢:7歳(小2)、2歳
居住地:神奈川県
株式会社サーバーフリーの取り組み
−御社で働きやすくするための取り組みであったり、課題、社内での反応などを教えていただけますか?
弊社の取り組みとしては、在宅勤務が主となっています。東京や神奈川、名古屋、沖縄まで、様々な場所から様々なメンバーが、一緒に働いています。立ち上げの時からそのような状況でやっているので、この「在宅で働く」ということはベースとなっていますね。
働きやすくするための取り組みに関しては、限られた時間の中で、「結果を出しつつも、もちろん家庭優先で」というような雰囲気がきちんと作られているところが、すごく働きやすいなぁと感じています。ママや主婦にやさしい雰囲気づくりがきちんと出来ていますね。
−在宅勤務で「良い雰囲気」を感じるのはどのような点からでしょうか?
入社時に、「結果を出すための行動はしますが、我々は決して無理はさせません。きちんとご家庭を優先して働いてください。」ということを言っていただけたことが一つですね。
あと、普段のやり取りに関しては、Slackを使っているんですけれども、Slackでのやり取りがすごく活発なんです。「すぐ聞きたい!」という時は、Slackに投げかけると皆さんすぐに反応してくださるんですね。どんな問いかけにもすぐに反応してくださるし、文字だけじゃなくて、きちんと打ち合わせの場を定期的に設けてくださいます。
チームのミーティングっていうだけではなくて、週に一度「ちょっとただ会話するだけのミーティングをしましょう」っていうのも設定してもらっています。それがコミュニケーションのベースとなり、孤独感がだいぶ解消されています。
御筆さんのこれまでのキャリアについて
➖御筆さんの現在に至るまでのキャリアを教えてください。
新卒で入った会社が、アパレルの企業でした。そこでは、アウトドアアパレルの事業部に所属して、オンラインショップの店長をしていました。そこで働くうちに、ECに触れ、やっぱり私はWEBの方をもうちょっと特化し、専門にしていきたいなと思うようになりました。その会社では、結婚してご出産された女性の方がほとんどいらっしゃらなかったんです。制度自体はあったんですが…。結婚して妊娠、出産となった時に、もうちょっと働き続けられるような環境に移りたいなと思うようになり、転職しました。
その次は、WEBの広告に関するメディアやツールを販売している会社で、マーケティングを担当しました。その会社で育休と産休を取らせていただきました。
「時短だから成果を出さなきゃ」と考えてちょっと頑張りすぎて、心身ともにしんどくなってしまって。さまざまな葛藤がありましたが、そこで一旦仕事を辞めることに。
その時「子供2人目も欲しいね。」というのもありました。じゃあ一層のこと辞めちゃおうって。そのあと妊娠、2人目の妊娠出産を経て、「じゃあ、そろそろ再就職かな」という時にコロナになってしまったんです。上の子が小学校に入るタイミングだったので、学校がいつから始まるか分からないぐらいの状況になってしまって…。
6月になって落ち着いたので、いざ再就職をしようと考えましたが、自分のスキルやブランクがちょっと長いっていうのもあって、職業訓練校に半年間通いました。
職業訓練校に半年間通っている中で、下の子の保育園が決まりました。職業訓練校に通っていたのがきっかけとなり、「はたかな」で現在働いているフロントエンジニアの知り合いから、「今こういう仕事しているんだけれど興味ない?」ということでお声がけ頂いて、今年の2月からスタートしました。
➖ブランク期間はどれくらいだったんですか?
ブランクは約4年間です。
コロナ禍を経て、就活はさらに厳しくなったように感じましたね。年齢ももちろんあると思いますが、スキル面に関して厳しくなった気がします。
ECの業界でいうと、運営していたという経験だけではダメで、イラストレーターが使え、フォトショップが使え、ドリームウィーバーが使え…という風に、求められるスキルっていうのが非常に高くなったなというのは感じました。
➖職業訓練校に通いつつ、就職活動もされていたのでしょうか?
はい。職業訓練校に通いながらの就職活動でした、「はたかな」に入社した時も、まだ職業訓練校には通っていました。
私のワガママになってしまいますが、「最後まで勉強したい」っていう想いを汲んでいただいたんです。
職業訓練校に通っている間は、1日1時間だけ働かせていただきました。卒業後は、今のかたちで週3で6時間で働かせていただいています。
➖職業訓練校に通っている間は、お子さんはどうされていたんですか?
小学生の子どもは学童に行ってもらいました。下の子に関しては、一時保育を使ったり、あと夫が平日休みの仕事なので、夫に面倒を見てもらったりましたね。うちは私の実家で二世帯で同居しているので、母に見てもらったりしていました。
➖仕事と育児はどんなふうに両立をされていますか?
なるべく、「一人で頑張りきらないようにしよう」とは心がけています。食洗器、ドラム式洗濯機、ロボット掃除機の新三種の神器を全部揃えていますし、夫にもなるべく家事をやってもらうように分担しています。あとは料理とかもなるべく凝ったものは作らないように、自分が苦しくならないように、手を抜きながら作っていますよ。
3年間のブランクの前に勤めていた、育休産休を取らせていただいた会社に所属していた時は、まぁ私頑張りすぎてしまって…。
「仕事で成果を出さなきゃいけない」「子どもにはちゃんとした手作りのご飯をあげなきゃいけない」そんな風に考えていました。週末は作り置きを頑張って…と、やっていたんですけども、もう、脳みそパーン!みたいな感じになって、「もうムリムリ!」ってなりました(笑)。
6:00起床、朝食支度
6:30長女・次女と朝食、お弁当作り、夕飯の仕込み
7:00夫起床、朝食、夫担当分の家事をする
7:30自分の身支度を整える
8:00夫出社。長女は学校へ。次女を保育園に送る。
8:30保育園から帰宅、家事。
9:00始業
12:00昼休憩・家事・ヨガ
13:00午後の仕事開始
14:45長女帰宅。仕事をしながら長女の話を聞く。宿題と翌日の学校の準備を促す。
※同居の祖母がおり、祖母の仕事が休みの日は長女を見ててもらいます。
16:00退勤。夕飯の支度。
16:30次女を保育園に迎えに行く。買い物。
17:00帰宅、夕飯、家族の時間
21:00就寝
21:30〜22:00寝かしつけから生還した時のみ、自分の趣味の時間。(スマホで漫画を読む)
「はたかな」について
➖はたかなで御筆様が実現したいと思っていることは、どんなことでしょうか?
実は、職業訓練校に通っている時に、知り合いに声をかけてもらう前にはたかなの存在を知っていたんです!
「あっ、ここなら、私も働ける」って思い、応募しようとしていた矢先に友達から声をかけてもらっていただいたんですね。
「はたかなは、本当に良いサービスだよ!」という部分を、もっともっと世の中の人たちに知って頂きたいと思っています。
現在はまだやっぱり立ち上げたばかりのサービスということもあり、WEBサイトもまだまだ改善すべき部分ももちろんありますし、さらに使い易くできると思っています。
あと、もっと世の中の方に知っていただくための活動も、SNS等を使ってどんどんしていこう思っています。
はたママ読者へのメッセージ
➖はたママ読者へのメッセージをいただいていいでしょうか?
一つは、はたかなの担当としてのメッセージなりますが、はたかなは、ブランクがあり、もう一度働きたいと思っている方に、その方の生き方とか、働き方だけじゃなくて、「こういう生き方をしていきたい」「家庭ときちんとバランスを取って働いていきたい」そんな思いを持っている方に、ご希望にちゃんと沿った内容のお仕事を紹介させていただています。
「働きたいけど仕事を両立できるか不安」「ブランクがあるけれども、果たして私の今までのキャリアが活かせる場があるんだろうか」そのように考えている方には、是非はたかなのサイトをご覧いただきたいです。非常に親切なコーディネーターがはたかなにはおりますので、ご相談ください!
もう一つが私の本心のメッセージです!
「とにかく辛いな」とか、「私やっていけるかな」とか、そういう気持ちになった時に、誰かに話しててみるというのはすごく大事だなと思っています。
私の場合は、夫はもちろん、ママ友に力を借りることが本当に多いんです。ちょっとこうモヤモヤした時にママ友に話を聞いてもらうとか、お茶をするとか。
話を聞いてもらうことで結構スッキリしたり、自分の考えが整理されるということが非常に多いんです。「なんかスッキリしないな」「ちょっとしんどいなぁ」そんなふうに思った時周りの人に、助けをすぐに求めるっていうのは、経験上すごく良かったです!
https://hatakana.com/
編集後記
御筆さんとお話しして、「はたかな」はブランクや働き方に悩むママ達に寄り添いながらお仕事を紹介してくださる素晴らしいサービスだなと改めて感じました。
女性は「ママ」になってしまうと余計に周りに助けを求めにくいのかもしれません。御筆さんがおっしゃっていた「周囲の人に話しを聞いてもらう」というのは、頑張りすぎるママの選択肢にはないのでは。私も思わずハッとしました。一人で抱えず、共有して共感することを生活にもっと取り入れたいと思います。