多種多様なクラウドファンディングを展開しているCAMPFIREグループ。その中で株式投資型クラウドファンディングにより、未上場会社と投資家をつなぐ仕組み作りを手がけているのが株式会社CAMPFIRE Startupsです。
採用広報として働いている社員のみはるさんは前職でコロナ禍の中、育休を終え復職しましたが、仕事と家庭の両立に悩み転職を決意。
仕事と子育てをしながらの転職活動や、リモート勤務という働き方にシフトチェンジして感じた変化などについて、みはるさんにお聞きしました。
目次
株式会社CAMPFIRE Startupsとは
ー御社の事業内容を教えてください。
株式投資型クラウドファンディングを利用したスタートアップの資金調達におけるサポートを行っています。
また、ピッチコンテストの開催、行政やCVCとのパートナーシップ提携を推進しており、スタートアップが活躍できるエコシステムの形成に取り組んでいます。
▼株式投資型クラウドファンディング 「CAMPFIRE Startups」
https://campfire-startups.co.jp/
➖働きやすい環境への取り組みや社内での反応を教えてください。
副業可能、リモートワークやフレックスタイム制の充実
子どもの体調不良によるサポートが皆でできる認識や環境整備があること。
若手女性社員にとって自身のポジションが良いモデルとなれたら嬉しいです。
みはるさんのキャリアや働き方について
ー転職のきっかけについて教えてください
転職のきっかけは、コロナ禍や子どもたちが保育園に入った事による環境の変化でした。当時、保育園に落選し続け入園ができず、結果的に長女の育休に続く形で次女の産休に入りました。その為、社会人としてのブランクが長いものとなってしまいました。
次女の産休後に保育園活動をして、ようやく2人一緒に入れる保育園が決まりました。
2020年に復職したものの、コロナ禍で出社しなくてはならない環境や、子どもたちの初めての保育園…。
仕事との両立はなかなか難しく、子ども、夫、保育園、更には会社にも申し訳ない気持ちに。誰も幸せではない環境で、このままでは、生活が成り立たないなと感じました。
コロナ禍ということもあり、家で働ける会社で働くことができたら家庭と仕事を両立しながら自分の好きな仕事ができるかもしれないと思い、2021年に転職活動を始めました。
ー転職活動はどれくらいの期間行っていましたか?
前職が出社しなくてはならず、仕事が終わって家に帰れば子どもがいる状態だったので、転職活動に充てる時間はかなり少なかったです。
転職活動を始めた頃は面接や企業分析をして、寝る時間もなくそのまま仕事に行く生活が続いてしまって…2週間ほどで身体を壊してしまいました。
この状態をずっと続けるのは厳しいと思い、2ヶ月ぐらいと期間を設定して短期集中型に切り替えました。
仕事を続けていないと保育園も退園しなくてはならないので、仕事を辞めてから転職活動する選択肢はなかったですね。
ー転職した頃はwithコロナが浸透してきた時期かと思いますが、子育て中のワーママとして実際に転職活動をしてみて、企業側の受け入れ方の印象はどうでしたか?
結論から言うと、ワーママに特化したエージェントが一番条件が良くスムーズに面接に繋がりました。
その中でもIT企業は、上層部含め社内に若い人が多く、子育て中のママなど多様な働き方が当たり前と考えている社風が多い印象でした。また、リモートができる会社が多いですね。
リモート勤務になり、気持ちに余裕が生まれた
ー今の仕事はフルリモートですか?
基本はフルリモートですが、書類仕事などが発生する際は出社し、そういう日は職場の人とのコミュニケーションを取るのも楽しみにしています。
リモート勤務だと、どうしてもコミュニケーションが取りづらいという課題がありますね。
採用広報という仕事柄、社内広報も担っているので、社員とのコミュニケーションを大事にしたいと思っています。現在はリモートワークのため、社内で使ってるチャットツールで積極的にメンバーと会話をしています。業務の中で自然とコメントを交わし合い、スタンプを送っているので、良い人間関係が築けていると思います。
当社は20代後半から30代が中心ですが、学生や60代のベテラン層も多数在籍されています。
みなさん年齢は関係なくフラットに仕事をしていますよ。私自身、金融業界は初めてということもあり、色々な質問をしますが、本当に優しく教えてくれます。とても居心地がいい職場だなと感じますね。
ー転職してリモート勤務を始めてみてどうですか?
リモート勤務は初めてでしたが、すごく快適です。
通勤時間など無駄な時間がなくなって仕事に集中できるという印象がありますね。
オンオフの切り替えが難しいという問題はありますが、私にとってはやりやすいです。
ー転職後に不安や苦労はありましたか?
未経験の業種へのチャレンジだったので最初は戸惑いがありました。ただ、ベンチャーだからこそ、やりたいことがあれば積極的に手を挙げて挑戦できるので、私としてはやりがいを感じます。時短勤務の立場でも、他の社員と変わりなく、一社員としての意見を取り入れてもらえ、責任のある仕事を任せてもらえる点はとても嬉しいですね。
新卒の時は、自分が好きだったアパレルの仕事をしていました。その後、結婚を機に家庭と両立できる環境を目指し、転職。もう自分の好きな仕事は出来ないだろうなと漠然と考えていました。
でも、子どもができたことでまたライフスタイルが変わり、現在の職場で働くようになってからは気持ちの余裕も生まれ、新卒だった頃の気持ちで楽しんでいます!
仕事は楽しいよという姿を子ども達に見せていきたい
ー現在の働き方のメリットは何でしょうか
一番は、リモート勤務ができる環境なので、家庭と両立して仕事ができることです。
あとは、今の会社が子育てについて理解してくれているので、後ろめたい気持ちがなく仕事ができることもメリットです。
これは精神衛生上とても良く、子ども達にも今まで以上に感謝と思いやりをもって接する心の余裕が生まれました。
家庭以外にも自分の居場所がある意義を感じられますし、今まで以上に仕事に対するモチベーションが上がっています!
みはるさんの今後の目標
ー今後の目標について教えてください
子育てをしているワーママの人たちのロールモデルになっていきたいと思っていますね。
今まで全くSNSを利用したことがない人間でしたが、採用広報の担当になったので初めてTwitterを始めました。
そこから世界が広がり、同じ悩みを持っているワーママ達と繋がりができました。その中で、同じように子育てと仕事の両立に悩む人の多さを知ることができました。
普通にワーママとして生きるのは大変だなと感じましたね。
私自身、最初はやっぱり2人の子持ちで30過ぎで転職なんて無理だろうという気持ちがありましたが、思い切って飛び込んでみて良かったです。
子どもがいるし転職なんて無理…と思っている人には、ぜひ自信を持ってチャレンジしていただきたいです。
あとは、娘たちに仕事は自分の世界が広がるということを知ってほしいです。
今は選択肢が増えてきて、例えば結婚は絶対ではないし、仕事をする女性も増えてますよね。私は今の仕事をしていてとても楽しいので、その姿を娘たちに見せたいです。
言葉で伝えるのではなく、私の人生として娘たちに見せる方が伝わるのではと思っています。
まだまだ理想的な道は追及中ですけどね。
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編集後記
どんな環境でも明るくポジティブにお話しされている姿が印象的でした。
コロナ禍で多様な働き方が増えている中、転職しようとしても子育てで時間がないと諦めてしまっている人も多いのではないでしょうか。
みはるさんのような経験が多くのワーママに届き、より良い環境で働けるママが増えるといいですね。
職業:採用・広報
お子さんの年齢:4歳、2歳
居住地:東京都