【沖縄へ移住】試行錯誤しながらチャレンジを続けていきたい!

友達や家族で一緒に楽しむソーシャル・ネットワーキングサービス『mixi』。実際に利用した方も多いですよね。こちらを運営する株式会社MIXIでは、スポーツやライフスタイル、ゲームやアニメを中心としたデジタルエンターテインメント領域で事業を展開しています。
今回は、同社で新サービスのSNSアプリ「miatto」開発グループのマネージャー、PM、ディレクターをしている大城 美和さんにインタビュー。
ご自身の地元である沖縄に移住して、お仕事と育児の両立に奮闘されています!

大城さんのキャリアについて

大城 美和さんのプロフィール

職業:マネージャー、プロダクトマネージャー(PM)、ディレクター
お子さんの年齢:2歳
居住地:沖縄県
勤務形態:フルタイム

➖担当されている業務内容を教えてください

新サービスのSNSアプリ「miatto」の開発グループのマネージャー、PM、ディレクターをしています。

マネージャーとしては、期初のグループ目標設定/期末の評価・振り返り/チームメンバーの管理を行っています。PMとしては、開発体制のマネジメントを行っています。ディレクターとしては、サービスの機能について仕様検討をし、チームメンバーで議論をする場の司会進行を行っています。

➖エンジニア職からビジネス職へジョブチェンジをしたきっかけは何でしょうか。

エンジニアとして成果が出せておらずキャリアに迷っていたタイミングで、当時の上長からビジネス職へのジョブチェンジの提案を受けたことがきっかけでした。ジョブチェンジし、ディレクターとして、エンジニアとビジネス職のコミュニケーションの架け橋になることで、エンジニアのスキルがかなり活用できました。元来、人と会話しながら仕事を進めることが好きだったこともあり、コミュニケーション量が増えたことで、生き生きと働けることを実感しました。

沖縄への移住について

沖縄到着時。

➖移住にいたるまでの経緯を教えてください。

育休から復帰し、1年間は東京で育児と仕事を両立しながら生活をしていました。夫婦共にフルタイムで仕事をしていたこともあり、子どもに注げる時間が少ない状況でした。仕事の状況もなかなか忙しく、シッターさんに病児保育をお願いすることもかなり多かったです。

娘の成長過程から、この子にはより手厚いサポートができる環境で生活をするのが適切だと判断しました。そのための環境としてはどこが良いかと検討していたタイミングで、ちょうど会社に「マーブルワークスタイル※」の制度が導入され、日本全国どこでも居住ができるようになりました。そのおかげで選択肢が増え、親族のサポートを受けられる夫と私の地元である沖縄県への移住を決意することができました。

マーブルワークスタイル…株式会社MIXIで2022年4月からスタートした、リモートワークとオフィスワークを融合した新しい働き⽅

➖移住のメリットとデメリットを教えて欲しいです。

メリット

親族のサポートを受けられることが1番のメリットだと感じています。娘にとって、安心できる存在が増えたことが、大きな変化でした。親の私としても、親身になってくれる家族がすぐ側にいる状況が、ものすごくありがたいです。夫婦で抱えていた育児に対する責任が少し分散されたように感じます。娘も新しい環境を気に入り、とても伸び伸びと生活できています。直接的なメリットとしては、食生活がかなり改善されました!東京での食生活は本当に悲惨だったので…(笑)。また、車での移動ができるようになったので、行動範囲が広がり、アクティブになったと感じます。

デメリット

新たな環境で、安定した生活を整えるための諸々の準備がとても大変、且つ、時間がかかっています。移住の事前準備なのですが、引っ越し先の契約、転園する保育園探し、市役所とのやり取り、かかりつけの病院探しなど、やることが膨大でした。日々の生活をこなしつつ、合間に沖縄との往来をしながら、なんとか移住の準備を進めることができました。また、実際に移住した状態での生活を回すということに、すごく労力を費やしています。(現在進行形)
引っ越しをして1ヶ月間、保育園の空きがなく、入園ができない状況でした。そのため、その期間の娘の預け先を探し、契約するといったことを市役所の方と相談しながら進めました。預けられるといっても保育園と比べると短時間となってしまったこともあり、業務との両立がかなり大変な状況ですね。10月から保育園生活がやっとスタートしたのですが、慣らし保育期間として2-3週間必要となるため、まだまだ大変な生活は続く予定です…。安定した生活リズムを確立するまでには、かなり苦労しますね…。娘も環境が変わったので、それに慣れるという期間になっているので、本人が疲れないようにと神経を使うところもあります。

➖移住はご自身のキャリアや子育てにどのような影響を与えていますか?

移住したことでのキャリアの考え方は、東京で仕事をしていた頃と現在であまり変わっておりません。マネージャーという役職のままフルリモートでの沖縄生活を始めたのですが、今までの働き方はキープできると感じています。

子育てについては、夫婦だけでギリギリ生活していたところから、少し余裕が生まれたように感じます。子育てしやすい環境に身を置けることで、より仕事はしやすくなると感じております。

勤務状況について

➖現在の働き方を教えてください。

基本フルリモート、月1回出社、8時間勤務(フルタイム)です。

➖現在の働き方のメリットと課題について教えてください。

メリット

メリット通勤時間が削減されることは、大きなメリットの1つだと思います。また、重複しますが、育児に関して親族からサポートを受けられることで、より働きやすくなっています。娘の送迎も車移動になったので、その点も楽になりました。

課題

チームメンバー全員でディスカッションをする会議に参加するために、月1回出社することにしています。現時点で、1度だけ沖縄から出社したのですが、移動距離と出社時の忙しさから疲労が蓄積し、週末はダウンしてしまいました。しかし、対面でコミュニケーションをする機会は、現チームに必要だと感じているので継続する意向です。そのため、課題は体力づくりだと感じております。

会社の子育て制度について

➖育児休暇以外に、子育てに伴い取得した会社の制度等がございましたら教えてください。

東京に在住している間は、『病児保育&ベビーシッター利用補助』を毎月利用しておりました。補助として支給される上限額はあるのですが、毎月半額分を補助していただけるので、気兼ねなく利用することができました。特に、病児保育での対応に助けられました。どうしても外せない会議がある場合によく利用していましたね。

また、少し子育てとは離れるのですが、今回の引っ越し期間として、『ミクブレ(リフレッシュ休暇)』※も利用しました。5日間の休暇がもらえたので、遠方の引っ越しには最適でした。

※勤続在籍期間5年ごとに、5日間のリフレッシュ休暇とインセンティブをセットで支給する制度。「ミクブレ」はMIXI BREAK(ミクシィブレイク)の略称

➖利用しなかったが、良いと感じている会社の制度等はありますか?

子育て関連で提供されている制度はほぼ利用しているので、子育てにおいて必須な制度が会社には揃っていると感じております。

今後の目標

大城さんと娘さん

➖子育ては続きますが、今後のご自身のキャリアをどのように考えていらっしゃいますか。

サービス開発ができるチームを運用できるようになりたいと思っています。現在、少人数で構成しているチームで新規サービスの開発に携われていることは、私にとって良い経験になると感じています。チームのメンバーが働きやすい環境を構築し、メンバーをサポートできるスキルを身に着けていきたいです。

親族のサポートも受けることのできる環境に身を置きながら、フルリモートで働ける環境になったのは、キャリアを考える上ではかなり選択肢が広がったと感じております。

遠方に居住し、子育てをしながら、フルリモート・フルタイムで、新規事業の立ち上げをするというのは、未知なる挑戦だと感じているのですが、試行錯誤しながらチャレンジを続けていきたいと思います!

子どもを持ちながら遠方に移住するというのは、今までの安定していた環境を1度崩して再構築していく必要があるため、かなり大変な作業ですし、安定までは時間がかかるものです。

しかし、その時期を乗り越える価値はあると感じています。自分が最適だと思える場所に住むというのは、人生全体で考えるとかなりメリットが大きいと思います

働きながらも、住む場所を選べるという会社の制度には、非常に感謝しております。制度を活用しつつ、そういった働き方もあるということを、私自身が提示していけるようになりたいです。

株式会社MIXIについて

➖御社の事業内容を教えてください

MIXIは、「豊かなコミュニケーションを広げ、世界を幸せな驚きで包む。」というパーパス(存在意義)のもと、友人や家族間で一緒に楽しむコミュニケーションサービスを提供しています。現在は主に、公営競技事業や観戦事業などを含むスポーツ、「家族アルバム みてね」などを含むライフスタイル、「モンスターストライク」などゲームやアニメを含むデジタルエンターテインメント等の領域で事業を展開しています。

➖働きやすい環境への制度や取り組みがありましたら教えてください。

出産や育児、介護などの様々なライフステージに対応するために、会社として数年前から働き方改革に取り組んでいます。例えば、リモートワークとオフィスワークを融合した新しい働き方マーブルワークスタイルが、2022年4月1日(金)より正式に制度化されました。部署ごとに最適な出社回数を選択でき、フルリモートワークも可能となりました。さらに12:00までに出社が可能な範囲で日本全国どこでも居住可能となっています。

その他にも、病児保育やベビーシッター会社などの保育サービスを利用した際の利用料の50%(補助上限3万円/月)を補助する「病児保育・ベビーシッター補助」や、利用できず失効してしまった有給休暇を最大40日まで積み立て、病気による長期入院や、慶弔、介護/看護などの理由で利用できる休暇制度「リザーブ休暇」など、様々なサポート制度があります。

株式会社MIXI https://mixi.co.jp/