日本で初めて未回収リスク保証型の後払いサービス「NP後払い」を提供し、国内BNPL決済サービス市場において40%以上のシェアを誇るネットプロテクションズ。
営業業務を担当している市川優衣さんは、妊娠中の就活を経て新卒でワーママとして働いています。
内定後の出産や保育園探し、新卒入社時の子どもの慣らし保育など目まぐるしい変化の中、苦労したことや、仕事と子育てを通じて得たものについて市川さんにお話しを聞きました。
目次
ネットプロテクションズとは
ー御社の事業内容を教えてください
弊社は後払い決済サービス、いわゆるBNPLサービスを国内外で提供している運営会社です。2002年に提供開始した、日本初の未回収リスク保証型の後払いサービス「NP後払い」を初め、企業間取引向けの決済サービス「NP掛け払い」や、やさしい購買体験を目的とした後払い決済サービス「atone」など様々なニーズに沿った後払い決済サービスを提供しています。これらの決済サービスを通じて、安心かつスムーズに商取引ができる社会の実現を目指しています。
ーワーキングパパ・ママが働きやすいサポート制度「ココット」
ワーキングパパ・ママにとって働きやすい環境を提供することを目的とする、ココットという出産・育児期のサポート制度を取り入れています。
ココットは、「日本一手厚い育休制度」と自負している、従業員自らが企画し作り上げた制度です。
出産準備期、産休・育休期、復帰後の3つのフェーズに分け、合計で19の施策があり、社員が出産から会社復帰まで総合的にサポートできるようになっています。
女性社員だけでなく男性社員もこの制度を利用することは可能で、弊社のCTOも1ヶ月のお休みをもらう際、ココットを利用していました。
▼出産・育児期のサポート制度「ココット」
https://corp.netprotections.com/library/3319/
▼ネットプロテクションズ
https://corp.netprotections.com/
市川さんのキャリアや働き方について
市川優衣さんプロフィール 職業:営業(BtoBセールスグループ) お子さんの年齢:1歳6ヶ月 居住地:東京都 |
ーネットプロテクションズに入社するきっかけを教えてください
大学生の時に参加したネットプロテクションズのサマーインターンが最初のきっかけです。
サマーインターンが終わったあとも、メンターの方が私の就活をずっとサポートしてくれていました。当時は、自分自身をありのままに表現することが得意ではありませんでした。そのため、自分の将来のキャリア像に納得感を持つ事ができず、就活もうまくいかないことが多かったです。しかしそのような中、サマーインターンのメンターは私と向き合いながら、一緒に自己分析や考えを整理してくれました。そして自己分析を進めていくうちに、自分の価値観はネットプロテクションズと一致しているのではないかと感じるようになりました。この会社だと自分が自分らしく働くことができそうと感じたため、最終的にネットプロテクションズに入社を決意しました。
ー現在の勤務スタイルは?
ネットプロテクションズではリモートワークを推奨しているため、基本的にリモートワークをし、必要に応じて出社するスタイルを取っています。
子育てしている身としてリモートワークは働きやすいと感じる一方、部署や同期の人たちとの雑談の機会や、チームで進めている業務の進捗具合などが見えづらくなってしまうところがあるので、できる限りオンラインでの1on1でのミーティングを実施して会社の人たちとお話をする機会を設けています。いろんな方とお話が出来た日は「もっと頑張ろう」とモチベートされることが多く、繋がりも感じられるのでこれからもこのような機会を大事にしながら働いていきたいですね。
妊娠していることを条件として判断せず、まず祝福して下さることに驚いた
ー就活中に妊娠をしていたということですが…
そうですね。妊娠しながらの就職活動は、自分の中でもかなり印象的でした。
当時の自分は、就活という軸において妊娠しているということをポジティブに捉えきれていませんでした。新卒で子供がいる人は、企業側にとって採用しづらいのではないかという気持ちがあったからです。だからこそ、採用の場では毎回妊娠していることをどのタイミングで切り出していくのか、とても悩んでいました。
他社の選考では妊娠していることを伝えるのに躊躇している中、ネットプロテクションズでお世話になっていたリクルーターの方に妊娠を報告したところ、とても嬉しそうに祝福していただきました。
その時にとても嬉しい感情と共に、あくまで”市川”個人として見ていただいており、子供がいる/いないでなにか変わるわけではないんだなと思いました。
そして、自分は勝手に子供がいることを「就活のしづらい条件」と捉えておりましたが、、あくまで自分の一つのアイデンティティとして堂々としていて良いのではないかと思うようになりました。
こうした考え方の転換があってからは、はっきりと相手に打ち明けることが出来るようになり、とても気持ちが軽くなったのが印象的です。
ー保育園探しはどのくらい行いましたか?
約半年くらい行いました。認可保育園に受からない可能性もあらかじめ想定し、早いうちから認可外の保育園などの見学や説明会に参加していました。手探りの保活でしたが、入社する3か月程前に認可保育園に無事受かり、なんとか子供を預かってもらえることになりました。
保活が終わってからは、自身の入社に向けて、ネットプロテクションズの社員の方と働き方のすり合わせを行っていました。子育てもまだ慣れていない中、新たな環境で働くことには不安もありましたが、会社の方と定期的にお話をする機会があったので、不安を解消することが出来ました。
ー実際に入社してから苦労したこと何でしょうか?
入社してすぐに苦労したのは、慣らし保育です。
母乳育児をしていたため、哺乳瓶の拒否がひどく、始めの3週間は保育園でフルタイムで預かっていただけず、その期間は夫婦間で交互に子供の面倒を見ていました。
その後無事フルタイムで子供を預けられるようになったものの、入社後数ヶ月経って苦労したのは、睡眠時間の確保です。子供が夜中に突然起きてしまうことなどが度々あり、なかなかまとまった睡眠時間を取ることができませんでした。その際は少しでも自分の睡眠時間を確保するために、子供の睡眠環境を整え、ぐっすり寝てもらえるよう工夫しました。
具体的には、脳への刺激を増やすために絵本を読んだり、運動量を増やすために家の中で体幹を使った運動遊びを取り入れたりしていました。
それからは沢山頭と身体を動かした日は比較的早く寝てくれるようになりましたね。
ー保育園に入ったばかりだと、急な呼び出しもありますよね
そうですね。
子どもの発熱などによる緊急の呼び出しは度々発生するので、そのような時は、夫と協力しながら対応しています。お互いの1日の予定を朝一で確認し、呼び出しにもすぐに対応出来るように心がけています。
ー仕事と育児を両立する上で心がけていることはありますか
すべてにおいて頑張ろうとせず、いかに両立をラクにできるかを考えることですね。
出産するまでは何でもうまくやろうとして無理をしやすいタイプだったのですが、子育てをする中で、少しずつ気を抜くことの重要性や術を学びました。
また、自分の素直な欲求や気持ちに思う存分従うことを大事にしています。
子育てをしていると家族ファーストで自分の好きなことや、やりたいことを後回しにしてしまうなと感じています。そのため、たまにわがままを言って自分の時間を取らせてもらっていますね。子供を預けて夫婦でお出かけをしたり、ちょっといい入浴剤を買ってゆっくりお風呂に入ったりしています。
目まぐるしい生活の変化が仕事に活きている
ー妊娠・出産・社会人とさまざまな変化の中、自身の経験が今のお仕事にどのような影響を与えていますか
仕事の面では、不確実なことへの対応が上手くなりました。
子育てにおいては、自分の思うようにいかないことへの向き合い方について考えることが多いんです。そのため、仕事を進める際は、予め色んなケースを想定しながら働けているのではないかと思います。。
もう少し自分らしさというところについて触れると、以前よりも心がたくましくなった気がしていますね
妊娠、出産における身体の変化や、それに伴う心境の変化がとても目まぐるしかったため、当初は弱音を吐くことが多かったんです。
先が見えない不安や、様々な身体のマイナートラブルなどを冷静に対処することは、妊娠期から徐々に乗り越えられるようになってきた気がします。
そして、色んな不安や悩みを夫婦で乗り越えてきたからこそ、今後新たな試練が訪れたとしても、それらも乗り越えられるような気がしています。
ーこれからどんな自分になりたいと思っていますか
周りにいる人たちを幸せにできている時にものすごくワクワク感を感じるので、自分がこれから関わる人たちを幸せにできるような人になりたいと思っています。
今後は、今見えていることよりももっともっといろんな幸せの形を発掘、創造出来るような人でありたいですね。
周りの人たちとの関わりを大切にしながら、自分自身も自分らしく突き進んで行けるような人生を今後も歩めたらとても嬉しいなと思っています。
妊娠しながらの就職活動はさまざまな困難があったと思います。
妊娠という幸せなライフイベントでも、仕事を探す上ではネガティブなこととして認識する会社は少なくないのが現状です。そんな中、妊娠を祝福してくれ受け入れてくれたネットプロテクションズさんはワーママの味方のような会社だと感じました。
超えなければいけない問題をクリアしながら、どうしたらより良い環境で育児や仕事をできるかトライしている市川さんの姿は勇気付けられる人も多いのではないでしょうか。